「兵隊やくざ 脱獄」



兵隊やくざ 脱獄(1966年 大映 監督:森一生 主演:勝新太郎田村高廣小川真由美田中邦衛 他)
シリーズ4作目。やはり4作目も前回のエンディングから続きます。サイドカーで逃げたシーンですが、なぜかあっさり捕まってしまいます。そこから刑務所に入るのですが、これがまた厳しい。暴れながらも何とか耐えて・・・やはり脱獄するのでした。しかし、またもやあっさり捕まってしまい、とうとう銃殺にされそうに。しかし、そこで有田の旧友に助けられ、命拾いをするのですが、今度は最前線にいかされます。そしてそこでも厳しい軍隊の生活。そんな中、仲間の殺人事件が起き、犯人である上官の秘密を暴き・・・というお話。大宮と有田が刑務所で出会い、最前線で再会する仲間の役が田中邦衛。当然ですがとても若いです。しかし、その当時から独特の雰囲気があり、とても良い演技をします。そして女郎役の小川真由美も素晴らしい。とてもキュートでいいキャラです。毎回、ゲスト出演者がキラリと光る存在感を醸し出しているところも、このシリーズの良いところ。ストーリー的には強引なところもあり、全体的に熟れてきた感じがしますが、大宮と有田のコンビにすっかりハマっている状態で観ると、そのあたりも許せてしまうのでした。