男と女編 その1


ごく少数のリクエストにお応えして、復活します。


アルバムのジャケでは、美女ジャケというジャンル(?)もあったりして、美しい女性のジャケは目を惹きます。本人とは関係の無いジャケも多く、ジャケ買いを狙っているのでしょう。そう考えると、カップルのジャケは独り者には嫉妬の対象になるし、それほど需要が無さそうですが、恋人、もしくはそれらしく見える男女の絵は、ほのぼのとしたり、ドキッとしたり、いろいろと想像したり・・・楽しいものです。


まずはこのアルバムから


Peggy Scott & Jo Jo Benson 「SOULSHAKE」

「おいおい、あいつ一人でパフェ食ってるぜ」
「いいじゃない、抹茶味だし」
デート中に何気ない会話を交わしているような2人の表情がとても自然な感じでナイスです。そして、このジャケで素晴らしいのは、衣装と文字、バックの木々と顔のコントラスト、全体の色調です。なんともバランスの良い絵です。


裏ジャケは・・・



「ああ〜、本当、この宗教入って良かったよ〜」
「しらない人が可哀想ねえ〜」
とても清々しい2人です。なんと衣装替えをしています。インナーと靴の色を揃えたり、野外でロケしたり、かなり気合が入っていて、このアルバムへの意気込みが伝わってきます。
しかし、残念なのはクレジットが記載してある黄色い枠。いい絵が台無しです。惜しい。実に惜しいジャケです。


惜しいと言えばこのジャケ・・・


Diana & Marvin

「目隠しされてここまで来たけど・・・どんな人だろ?背中が逞しいわ・・・」
「う〜ん、いい匂い・・・」
初めて合う2人のような初々しさ、爽やかさを感じます。細かく見ると、マーヴィンの服の柄が気になりますが、そんな事より、両開きのジャケの内側がどうなっているのか気になります。


開いてみると・・・

「保険金だけど・・・次はあいつに1億かけましょうよ」
「お前もワルだな・・・」
表とは一転、大人な2人です。ダイアナのキュートなアフロ、そして2人の初々しさはどこへやら、危険な香りさえします。この落差は現代風に言うとツンデレみたいなものでしょうか?


裏ジャケは・・・

なんとも味気ない事になっています。



内側のワルな表情とは一転、優しげな笑顔。ツンデレジャケ決定です。
しかも2人の写真はボケています。両開きと内ジャケにコストがかかりすぎたのでしょうか。惜しい。実に惜しいです。


ボケはいただけませんが、写真の取り方にもいろいろあります。ジャケも少し視点を変えてみる、角度を変えて見ると、表情が変わり、新しいドラマが見えてきます。


Hank Ballard & The Midnighters「The Twist」

「オ、オレの名前・・・なんだっけ・・・」
「いやだわ〜、ご冗談を(笑)」
記憶喪失になったピアニストに優しく話しかけるフィアンセ・・・のような2人です。2人の視線がずれていて何とも不思議な絵ですが、そのおかげで妄想も膨らみます。


これを角度を変えてみてみると・・・



「いや、こんなはずでは・・・なんで来たんだよ。他に好きな子がいるって言ったのに・・・」
「いやだわ〜、ご冗談を(笑)」
自分に興味を失った恋人に対し、一途な思いで包み込もうとする健気な女性・・・のように見えます。これだと2人の視線がずれているのも納得です。


次はこれ。


Little Willie John 「Talk To Me」

「こっちよ〜」
「おいおい、オレのハート返せよぉ(笑)」
年上の女性と仲睦まじく過ごしている姿が微笑ましいです。何かの帰りなのか、イベントを抜け出してきたのか、どんなシチュエーションなのか気になりますが、とても良い絵です。


これを角度を変えてみると・・・



「もう少し下よ〜」
「あれぇ、あと少しで届きそうなのにぃ〜」
年上の女性に翻弄されている若者の姿が見えます。やはり若い時は年上が良いものです。


次はこれ。


Detroit Emeralds「Let's Get Together」

「ちょっと、今日は帰らないわよ〜」
「お、おう、今日はカミサン実家だから大丈夫・・・」
上のジャケとは一転、大人なジャケです。顔が見えないのが妄想を掻き立てられてナイスです。このままでも十分、セクシーですが・・・


これも角度を変えてみると・・・



「ちょっと、何触ってるのよ」
「べ、べつに・・・(さ、最初はふくらはぎから・・・)」
何とも色気が増します。


ちょっと脱線しそうなので、ここまでにします。
男と女編、まだまだ続きます。