「The Best Of Muddy Waters」



またまた日記のカテゴリーを整理していて気付いた。
マディのカテゴリーにこのアルバムが無いのは気持ち悪い。


Muddy Waters 「The Best Of Muddy Waters
(1958 Chess 1427)
ブルースを聴いている人は誰でも知っている名盤で、マディというか
シカゴブルースの代表作。
1948年〜1954年録音のアリストクラット/チェス音源からのベスト。
名曲揃いで音も唄もシカゴブルースのエキスが濃縮されています。
名盤中の名盤なので、曲やバンドについては本や別のHPで。
ここでは、ちょっと思い出を。
以前、HPにも書いたけどこのアルバムを初めて聴いたのは高校生の時。
初めて聴いたマディのアルバム。最初は何だか良くわからず、ハウリン・ウルフ
エルモア・ジェイムス、ハウンド・ドッグ・テイラーの方が好きだった。
荒っぽくてザラついた音の方が直接的で、ロックを聴いていた自分の耳に
馴染み易かったと思う。その辺りのレコードを聴くと、当時の事を思い出す。
カセットテープに録音してもらい、バイト先の酒屋で頂いてきた(?)
ワイルド・ターキーやアーリー・タイムス(当時は高かったなあ)を飲みながら
聴いていたなあ。今思い出すと青臭くて恥ずかしいけど、ブルースといえば、
お酒とタバコ。渋い。ブルースを知っている=ロックのルーツを知っている。
などのイメージがあって、よくわからないまま精一杯、背伸びして聴いていたような
気がする。ああ、青春。
その後、ふとマディが聴きたくなる時が来て、その都度「やっぱり、いいなあ〜」
と呟く。これをずーっと続けているような気がする。
僅かながらレコード収集をしているけど、オリジナル盤を入手して一番嬉しかったのは
このアルバムかもしれない。値段とかレア度とかじゃなくて、思い入れみたいなもの
が大きかった気がする。
そういえば、先日読んだ本で来日時のマディの写真が載っていた。
そこに一緒に写っていたマディの奥さんがものすごく若くてビックリした。
音から伝わる絶倫男のイメージそのまんまな感じがして、
マディがもっと好きになったのでした。