「Lightnin' In New York」


  


久しぶりにピアノを弾いてみた。
思うように弾けなかった・・・
ピアノを習い始めたのは27歳の頃、5年くらい通った。
トム・ウェイツとか、キャロル・キングとか、ちょっぴり弾き語りなんて
したいなあ。それにブルース・ピアノなんて弾けたらカッチョイイなあ。
なんて思いつきで始めて、なんとか弾けるようになっていたのに・・・
やっぱり楽器は触らないとダメだなあ。
ギターもピアノも・・・なんて欲張りだよな。
そんな事を考えていたら思い出したアルバム。


Lightnin' Hopkins「Lightnin' In New York」
1960 CANDID 8010
ブルースと言えばライトニン。ライトニンが嫌いなブルースファンって聞いた事が無い
ってくらい、ブルースらしい人。とにかく録音が多い事でも有名。
そんな中、一番好きなアルバムがこれ。名盤中の名盤”MOJO HAND”と同時期の録音。
地味だけど、沁みるアルバム。
(そういえば、P-VINEから出ているCD、ボーナストラックが6曲も入っている!
どうなんでしょう。それって。まあ、買いましたけど・・・)
このアルバム、ジャケットでもわかりますが、何とピアノを弾いているんです。
しかも、曲の途中でギターからピアノ、ピアノからギターに持ち替えているんです。
まずは、その発想にヤラれます。次に演奏聴いてヤラれます。
1曲目のTake It Easyなんて、オーバー・ダブだと思うほど自然。
いかにも不良中年オヤジ、ブルースそのものを体現したような人、でも、器用なんだよな・・・
そのギャップがまたステキ。
またピアノ練習しようかな。