まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯
まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯
(1972年 東映 監督:中島貞夫 出演:菅原文太、川地民夫、北村英三、殿山泰司、北林早苗、渡瀬恒彦、他)
シリーズ4作目。この回では北村英三と殿山泰司演じる、もう一つのまむしの兄弟が出てくるのですが、これがなかなかいい。出所してから始まるところはこれまでと同じですが、冒頭のシーンのおバカでエロい二人のやりとりは回を重ねる毎に楽しみになってくるから不思議。ヤクザに復讐しようとする渡瀬恒彦も若くてカッコイイ。ちょっと最後があっけなくてもったいない気もするけど。立ち退きに抵抗して放水を浴びるシーンなんかは一瞬ドリフを思い出したけど、確かに現代の映画と比べるとドタバタではあるけど、なかなか迫力がある。人情を感じるストーリーは今作でも健在。ちょっとクセになってきました。しかし、めちゃくちゃなタイトルだなあ(笑)