ARETHA FRANKLIN 「Aretha」


 


久しぶりにDVDでBLUES BROTHERS 2000を見た。
アレサとマット・マーフィーの掛け合いの場面を眺めながら、
「う〜ん、この体型は迫力あるなあ・・・」と呟きつつ、ふと思った。
アレサのレコードはジャケの写真でだいたいの年代がわかるくらい
見た目が変化しているよなぁ。
という事で、持っているレコードを年代順に並べてみたくなった。
で、眺めてみたら・・・女性の変化の過程に複雑な気分になってしまった。。。


このアルバムはアレサの1960年のデビュー作"Today I Sing The Blues"
を含む1枚目のアルバム。
といっても、最初の録音は教会で歌っていた15歳の頃の録音。
その頃の作品はCHECKERから出ていて、最近入手。
少女のゴスペルという事もあってか、純粋でいて力強い歌声に感動。
なかなかイイ感じだった。
そんな実力もあって、コロンビアと契約。
アレサといえばその後のアトランティックのアルバムで聴けるような力強い
歌声、レディ・ソウルとしてブレイクしてからの音のイメージが強くて、
実際、僕もその時代のアルバムばかり聴いていた。
コロンビア時代では、8枚目の"Soul Sister"が後のアトランティックを予感
させる強力なソウル路線で人気盤。
で、この1枚目。
まあ、コロンビア時代のアルバムを全部聞いてはいないけど、これは良いと思う。
バックは有名なジャズピアニスト、Ray Bryantのトリオ。ジャズシンガー路線で
売り出してさっぱり売れなかったみたいだけど、バラードのたたみ掛ける唄の
迫力は既にアレサの世界。アトランティック時代ばかり聴いていた耳には、
このあたりの音や選曲は新鮮で、心地よく聴けたりして。
コロンビア時代の録音、アレサが好きな人なら聴いてみる価値あり。
それから、このジャケも雰囲気が良くてお気に入り。