「復活の日」

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復活の日」(1980年 東宝 監督:深作欣二 出演:草刈正雄夏八木勲、多岐川裕美、永島敏行、オリビア・ハッセー 他)

原作は小松左京が64年に書いたSFで80年に角川とTBSが映画化したもの。新型コロナの報道が加熱している中で、ふと思い出して観てみました。設定としてはイギリスの細菌兵器がスパイに盗まれて、そのスパイが乗った飛行機が墜落して殺人ウィルスが世界に蔓延。そのウイルスはマイナスの世界では生きられないため、南極にいる各国の観測隊が生き延びるというもの。冷戦時代のアメリカが巨大地震を攻撃と誤認して核爆弾を発射し、ソ連も同じく核爆弾を南極に発射。世界はウィルスに続いて核で壊滅状態になるのですが、そこで生き延びた主人公と南極から脱出した人たちが再開し人類の復活に向けて動き出す。。。という感じの話。主役の草刈正雄がめちゃくちゃカッコイイ。そして他の役者も豪華。あの時代にあれだけのスケールの大きい映画を作るのは大変だったと思う。ちょっと強引な展開もあったりツッコミたくなるシーンはいくつもあるけど、考えさせられる場面もあったので良しとします。生き残った人類が男855人と女8人。子孫を残すためにくじ引きで。。。というシーンは考えさせられる。あと、ラストシーンでアメリカ大陸を歩いて放浪し、生き残った仲間と再開するのですが、さすがに強引。あんなに歩けないし、再会するのは奇跡だしちょっと無理がある。が、しかし、内容的にはコロナ騒動を連想させるところがあるし、観るなら今です。