まむしの兄弟 刑務所暮らし四年半

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まむしの兄弟 刑務所暮らし四年半

(1973年 東映 監督:山下耕作 出演:菅原文太川地民夫三益愛子浜木綿子渡瀬恒彦 他)

シリーズ5作目。ちなみに「むしょぐらし」と読みます(笑)今回の舞台は名古屋。という事で当時の名古屋の街に興味津々でしたが、出てくるのは港の貧しい暮らしと風俗街(笑)でも令嬢らしき言葉を見つけて歴史を感じたりして。ヒロインの浜木綿子が良かったなあ。三益愛子の貫禄も。そして渡瀬恒彦は今回も勢いのある若者の役でしたが、またしても無駄死にな感じが切ない。子供が登場するストーリーはホロッとするものですが、それよりも2人のやりとりの軽妙さや面白さが印象的。ラストシーンも、ああいうアホな感じは好き。良い作品かどうかはよくわかりませんが、回を重ねる毎にまむしの兄弟のキャラが確立されている、要するに2人らしさが出てきてシリーズ物の良さを感じるのでした。