懲役太郎 まむしの兄弟

懲役太郎　まむしの兄弟

(1971年　東映　監督：中島貞夫　出演：菅原文太、川地民夫、安藤昇、佐藤友美、山田圭子　他)

政（菅原文太）と勝（川地民夫）のコンビが繰り広げるコメディタッチのヤクザ映画、まむしの兄弟シリーズの１作目。この時期の任侠ものはリアルでゾッとするものも多いけど、このシリーズはだいぶテイストが違います。ただ、戦後のドサクサから逞しく生きていく姿や義理と人情、反骨精神などはちゃんと表現されていて、グッとくる場面もある。あ～あ、大丈夫かな、しょうがねえなあ、という気持ちで二人を観る感じ、わかっていはいるけど期待してしまう、おきまりパターンなど、シリーズものならではの作品。全部で９作ありますが、まだ全部は観ていないものの、基本的には同じパターンだと思う(笑) 小学生の頃大好きだったトラック野郎のシリーズに通じる東映らしさを感じる作品。この１作目ではヤクザ映画ではやはり光る存在である安藤昇、そして物語のキーになる佐藤友美、山田圭子が印象的。特に山田圭子にはキュンキュンします。

昨日、映画のことを書いたので、また好きな映画のレビューを書きたくなったのですが、昨日とは全然違う路線の映画になってしまいました(笑)