日本侠客伝 昇り龍



『日本侠客伝 昇り龍』(1970年 東映 監督:山下耕作 出演:高倉健藤純子鶴田浩二中村玉緒片岡千恵蔵遠藤辰雄伊吹吾郎、他)


緋牡丹博徒で緋牡丹のお竜を演じた藤純子の魅力にハマリ、この作品を見ました。高倉健の男気、最高です。そして、藤純子の魅力が全開。男まさりな親分、緋牡丹のお竜のイメージが強かったので、ここで見せる女らしさにキュンキュンきます。長い髪が乱れる姿や切ない表情、セリフ、実に色っぽい。本当に美しいなあ。命が尽きようとしているのに、好きな男に会う前に慌てて紅を塗る場面が堪りませんでした。そして、旦那の浮気心を許し信じる健気な妻を演じる中村玉緒が良い。とてもチャーミングです。そして鶴田浩二の存在感はこの作品でもダントツ。日本侠客伝シリーズは高倉健の主演で全11作あり、監督は1〜9作がマキノ雅弘、10作が山下耕作、11作が小沢茂弘。それぞれ話に繋がりはないので、気軽に見れるのも嬉しい。マキノ雅弘監督の1〜9作も見たくなりました。しかし、高倉健のシリーズとしては網走番外地を何本か見ましたが、これも面白い。他のも見よう。それから、昭和残侠伝も見るしかないな。しばらく任侠ものにハマリそうです。